フェムテックについて
皆さんは、フェムテックという言葉をご存知でしょうか?
最近よく聞くけれど、よく意味は分からないという方も多いと思います。
フェムテックとは、female(女性)とTechonology(テクノロジー)を
かけた造語。
「生理・月経」「妊活・妊よう性」「妊娠期・産後」「プレ更年期・更年期」
など女性特有の健康課題をテクノロジーの力で解決するための製品・サービスを指し、2025年には世界で5兆円規模の市場になると言われています。
(参考:https://www.femtech-week.jp/hub/ja-jp/about/about_fem.html)
例えば、生理の予測や妊娠時のサポートをしてくれるアプリ「ルナルナ」もフェムテック製品と言えます。
一方、生理用ナプキンなどのテクノロジーに頼らない商品のことを
「フェムケア」と呼びます。
誰ひとり取り残さない
フェムテックはSDGsと深く関わっていると言われています。
2015年に国連総会で採択された持続可能な開発目標(SDGs)では
「目標とターゲットがすべての人々、及びすべての部分で満たされるよう、誰ひとり取り残さない」とあります。
それでは、SDGsとフェムテックにはどのような関係があるのでしょうか?
SDGsには「質の高い教育をみんなに」「気候変動に具体的な対策を」など17の目標があります。
その17の目標の中に「5:ジェンダー平等を実現しよう」「3:すべての人に健康と福祉を」というものがあります。
(参考:https://sdgs.kodansha.co.jp/sdgs-about/)
2021年に世界経済フォーラムが発表した「ジェンダーギャップ指数」で、日本の順位は156ヶ国中120位。先進国内では最低レベルです。
雇用の低さ、国会議員や管理職従事者の数の少なさ、家事や育児の負担の大きさが問題視されています。
生理による体調不良もわかってもらえないこともあり、企業での生理休暇の取得率も1%に満たないという現実があります。
(参考:https://www.workersdoctors.co.jp/column/knowledge/7673/)
こうした現状を変えるため、フェムテック商品は女性目線で作られているものが多いのです。
(参考:https://sdgs.kodansha.co.jp/news/knowledge/40786/)